〔2019/5/27〕ガートナー、企業におけるデータ活用に関する調査結果を発表

 ガートナー ジャパンは、国内企業におけるデータ活用の取り組み状況に関する調査結果を発表した。
 ビッグ・データに端を発し、今日の人工知能 (AI)/機械学習ブームに至るデジタル・ビジネスの時代において、データ活用に対する企業の注目度と期待は依然として高い状況にある。ガートナーが、日本国内のユーザー企業にデータ利活用の状況を尋ねたところ、「全社的に利活用している」と答えた企業は20%であった。「一部の事業・組織で利活用している」と答えた企業の割合は36%であり、過半数の企業が、多かれ少なかれ、データを利活用していることが明らかになった。その一方で、現時点で活用可能なデータからビジネスに十分な成果を得られているかを尋ねたところ、「十分に得ている」という回答はわずか3%であった。「ある程度得ている」という34%を加えても合計で37%という結果から、日本では、半数以上の企業がデータを利活用しているものの、利用可能なデータから何らかのビジネス成果を得ている企業は、全体の3分の1にすぎない現状が浮き彫りになった。


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