〔2019/6/19〕J.D. パワー、2019年オフィス用品通販サービス顧客満足度調査結果を発表

 J.D. パワー ジャパン(本社:東京都港区、山本浩二社長)は、2019年オフィス用品通販サービス顧客満足度調査の結果を発表した。総合満足度ランキングは下記の通り。
第1位:Amazon Business (659ポイント)
    ランキング対象9サービス中、総合満足度第1位。
   「ウェブサイト/カタログ」「提供商品/サービス」「料金/請求」の3ファクターで最高評価。
第2位:イー・クイックス (654ポイント)
第3位:たのめーる(653ポイント)
 本年の調査では業界全体で「サポート対応」の満足度が昨年よりやや低下した。サポートチャネル別にみると「コールセンター」および「オンライン」におけるサポート対応のスコアがともに昨年から-7ptとなっており、「コールセンター」では調査対象となった9社の通販サービスのうち5社のサービスで、「オンライン」では7社のサービスで評価低下が見られている。詳細項目ごとの評価内訳をみると、コールセンター、オンライン共通して“対応の早さ”や“説明のわかりやすさ”といった項目で満足度が低下している。また、請求や支払といった
料金面に関する問い合わせ利用がどちらも昨年から増加している傾向にあり、このような利用用件において評価低下が目立っている。一部の事業者においては、商品価格や送料といった料金変更などに際しての問い合わせが増え、その応対の影響があったことも推察される。
 法人向けオフィス用品通販サービスを利用している事業所のうち約4割がコールセンターやオンラインによるサポートを利用しており、このような非対面による有人サポートを利用する事業所は多い。加えて、オフィス用品通販サービスを利用している事業所の6割強はその担当販売店/代理店には決まった営業担当者はいないと回答しており、コールセンターやオンラインによるサポート機能は顧客との重要なサービス接点ともいえる。また、オフィス用品通販サービスの継続利用意向と満足度の関係をみると、現在利用している通販サービスを今後も利用し続けたいという層と続けたくないという層では、「サポート対応」に対する満足度に最も大きな開きが見られており、サポートの巧拙は継続意向を大きく左右する要素ともなっている。
 商品選定から注文、物流、支払といった一連の通販サービス利用フローにおける顧客コミュニケーションを担う最前線機能として、コンタクトセンターの一層の体制強化・底上げが求められる。


PAGE TOP