〔2019/6/25〕トランスコスモス、音声認識ソリューションの新機能としてAIが自動でコールセンターの応対をチェックする「AIディフェンダー」を開発

　トランスコスモスは、音声認識ソリューション「transpeech」の新しい機能の１つとして、コールセンターにおいて約款や注意事項などの案内忘れをAIが自動でチェックする「AIディフェンダー」を開発した。応対品質向上に向け、本機能をトライアルで導入いただけるクライアント企業を3社募集する。
　transpeechは2018年12月の提供開始以降、多くの企業に導入され、2019年度中には2000席を突破する見通し。このたびAI機能の強化を目的に、約款や注意事項など案内を忘れると重大トラブルにつながる応対の品質を自動でチェックする機能の開発を行した。AIディフェンダーの特長は、ヒト並の高精度でありながら工数を大幅に削減することが可能なところで、これまでは管理者が莫大な工数をかけて行っていた聞き起こしによるチェックが、この機能を使えばワンクリックで全件を高速に自動判定することが可能。クライアント企業の協力のもと本機能の実証実験を行ったところ、ヒトと比べて処理時間を98％削減する効果を測定した。
　同社では、transpeechを導入している、あるいはトランスコスモスが運用業務を提供しているクライアント企業を対象にAIディフェンダーのトライアルを実施する。