〔2010/4/5〕JTB、2011年4月に熊本市に全国最大規模のコールセンター開設

　JTBは、旅行の予約や販売業務を行う大規模コールセンターを2011年4月に熊本市に開設する。４月５日に熊本市と立地協定を結んだ。首都圏などの業務の一部を集約して2013年度末までに300人を雇用、全国最大の拠点にする。
旅行商品は出発地での販売が中心のため、JTBはこれまで大都市圏を中心にコールセンターを配置してきた。しかし、インターネットの普及で場所に関係なく顧客とやりとりしやすくなり、地方でも対応が可能になった。
JTBは熊本市を選んだ理由として、大学が多く、労働力が得やすいこと、九州新幹線鹿児島ルートの全線開通で交通網が整備されること、地震など災害のリスクが小さいことなどを挙げた。 新拠点は熊本市辛島町の日本生命熊本ビルに入る予定。グループ企業のJTBグローバルアシスタンスが運営し、初年度は160人（うち地元から約140人）を採用する計画。