〔2019/7/21〕グローバルキャストの「119番緊急通報時3者間多言語通訳サービス」、新たに4カ所の消防本部で導入

 グローバルキャスト(本社:愛知県名古屋市中村区、川口英幸社長)は、2019年7月1日より、香川県・三重県・大分県の4カ所の消防本部にて「119番緊急通報時3者間多言語通訳サービス」の提供を開始した。
 近年、外国人居住者が増加していることに加えて、昨今の観光誘致政策から観光目的で訪日する外国人の数が急増している。今後、2020年に向けて訪日外国人数がさらに増加することが予想され、外国人からの119番通報への外国語対応が大きな課題となっている。
 119番緊急通報時3者間多言語通訳サービスは、2018年度4月より提供を開始した「24時間365日対応多言語コールセンター」による通訳サービス。2018年にはすでに名古屋市消防局で導入しており、当年度だけで年間30件近くの利用があった。
 同社の標準的な対応言語である英語・中国語・韓国語(朝鮮語)・ポルトガル語・スペイン語の5言語を24時間365日にてサービス提供のほか、タイ語・ベトナム語・タガログ語・フランス語・ロシア語・ネパール語を加えた合計11か国語の通訳をサポートしている。
 総務省消防庁からも、2017年度に全国約730の消防庁・局・本部に対して、すべての通信指令センターにおいて多言語通訳を導入するよう通達を出している中、同社では災害・事故などにおける緊急時に、観光客を含め外国人からの「緊急通報」に対応すべく、外国人にとってストレスフリーな環境整備の支援を積極的に行っていく。
 グローバルキャストは、在住外国人を含め、増加する訪日外国人の安心・安全に寄与する仕組みを今後も展開していく予定で、2020年度までに、50消防局・本部での導入を目指す。


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