〔2019/8/26〕Hmcomm、AIコールセンター「VContact Center Lab」本格稼働
音声認識ソリューションを展開するAIベンチャーHmcomm(本社:東京都港区、三本幸司社長)は、コールセンター向けAIソリューション「VContact」の実証・研究施設である「VContact Center Lab、以下 VCL」を本格稼働させたことを発表した。
VCLは2018年12月の開設より「VContact」の音声認識精度向上をはじめ、コールセンター事業者目線からの機能改善、新機能の研究を目的として活動をしている。実際のコール業務としては、協和(本社:東京都新宿区、堀内泰司社長)の通信販売製品であるfracoraブランドの“プラセンタエキス原液”や“プロテオグリカン原液”の新規受注、定期便変更受付の電話窓口の実業務を受託することにより進めてきた。
本取り組みにより、通信回線の状況や周辺ノイズ、話し方や方言等で音声認識精度の向上が比較的難しいとされてきたカスタマーサイドの誤り率(WER)を11.37%まで改善(同社製品比)することに成功した。
今後はVCLでの受電業務を本格的に開始するとともにVContactを導入検討している企業の導入サポートについても、コールセンター事業者目線で提案することも可能となる。特に実業務における運用フローの構築、音声認識精度向上のためのチューニング作業など、企業がスムーズに導入をはかれるように各種トレーニング・メニューも充実させて全面的に導入、運用サポートしていく。