〔2010/4/21〕日本オラクル、SaaS型CRMアプリケーション最新版を提供開始

 日本オラクルは、オラクルのSaaS型CRMアプリケーション最新版「Oracle CRM On Demand R17」の提供を開始した。Oracle CRM On Demand R17は、営業支援、コンタクトセンター、マーケティングやフィールドサービスなど、顧客との接点に関わる業務を包括的に支援するSaaS型のCRMアプリケーション。最新版では、売上予測やパートナー企業の情報管理における機能強化、ユーザー操作画面の利便性向上や新しいモバイル機能「Oracle CRM On Demand Sales on the Go」の追加が実現されている。価格は、1ユーザーあたり月額7989円から。
売上予測を管理する機能「Oracle CRM On Demand Forecast」では、会計年度や期間の柔軟な設定、売上金額や製品量など多角的な軸による売上予測、現在と過去の売上予測の比較などが可能になった。また、業務フロー内に各自で設定した時間に自動的に活動内容や情報入力不足事項をアラートで告知する機能も追加されている。営業部門は、案件情報の更新を適時適切に行うことで、より精度の高い売上予測とパイプライン管理を実現した。営業活動において協業するパートナー企業の案件情報を管理する機能「Oracle CRM On Demand Partner Relationship Management」も強化されている。パートナー担当者が、新たな代理店との取引開始するにあたって必要となる審査業務を行う機能、パートナーの営業担当者向けの教育プログラムや共同キャンペーンプログラムを展開するための情報共有機能やこれらの実行結果を分析する機能が追加された。パートナー協業が必須となる事業において、パートナー企業間のリアルタイムな情報共有を促し、効果的かつ効率的な協業によるビジネス拡大を支援する。
Oracle CRM On Demand Sales on the Goは、営業担当者が顧客先でプレゼンテーションを行い、活動結果を報告することが可能な機能。本機能により、営業担当者が持ち運ぶパソコンの中に、訪問先の顧客情報、訪問計画、営業目的に応じたプレゼンテーション資料をダウンロードして営業現場で活用し、その活動履歴、顧客の反応や今後の活動予定を入力してOracle CRM On Demandにアップロードして報告することができる。各担当者の営業活動の生産性向上と、営業管理者による営業活動の可視化と適切なサポートに役立つ。製薬業界や医療機器メーカーをはじめ、ルート営業活動を行う企業からの高いニーズを期待している。


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