〔2019/9/27〕ライフアンドデザイン・グループ、葬儀社のオペレーションを効率化する音声認識システムを開発

 ライフアンドデザイン・グループ(本社:東京都中央区、村元康社長)は、2019年9月より、コンタクトセンターにおける業務工数削減による人員/業務の最適化を目指し、Hmcomm(本社:東京都港区、三本幸司社長)が提供する音声認識システム「VContact」を、ライフアンドデザイン・グループの知見を活用し、業界に特化したサービス「音声認識できるくん」として開発・導入する。また、将来的には業界全体の業務効率化を促進するため、グループ外企業への販売・ライセンシングなども予定している。
 近年、少子高齢化に伴い、2018年の葬儀取扱件数は約44万件にのぼり、年々増加傾向にある。葬儀業界では葬儀件数に対して人手不足が課題となっており、さまざまな業務で効率性の向上が求められている。なかでも、葬儀の依頼は電話での受付が主流となっており、コールセンターでのオペレーターやスーパーバイザーの業務負荷低減や対応品質の向上は、継続的な課題として問題視されている。しかし、通話後の事務処理による負荷が大きく、対応内容の見える化が図られていないために管理が困難であるという実態の会社が多いのが現状だ。
 そこで今回ライフアンドデザイン・グループはこれらの課題を解決すべく、これまで管理や事務作業が負担となっていたオペレーター業務を、AIにより自動要約する音声認識システム「音声認識できるくん」を開発・導入した。本システムを利用することで、通話内容の要約が自動で作成され一括で管理可能。システム管理を通じて、突発的に発生する葬儀関連業務において迅速な顧客対応が可能になる。
 2019年9月よりグループ子会社の葬儀社である洛王セレモニー、神奈川こすもすの2社で導入しシステムの改善を図っていく。また将来的には、グループ外企業への販売・ライセンシング等も予定している。


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