〔2010/4/22〕OKI、コールセンターシステム「CTstage 5i」の性能を4倍に向上

 OKIグループの通信事業分野で商品企画・開発・販売を行うOKIネットワークスは、コールセンターシステム「CTstage 5i」の機能を大幅に強化した。今回の機能強化では、CTstage 5iの性能を従来の4倍に向上することで1システムあたりのサーバ台数を大幅に削減するとともに、カスタマイズ要望が高かった各種機能を追加した。これにより、CTstage 5iは、負荷のかかる通話録音を含むコールセンターシステムを1台のサーバで200席まで構築できるようになり、最大で25%の価格低減を実現した。出荷開始は7月末を予定している。
CTstage 5iは、Windowsベースのシングルアーキテクチャーを採用し、サーバを増設することで、小規模から大規模までシステム規模を自在に拡張できるコールセンターシステム。しかし、こうした複数サーバから構成されるシステムでは、企業の要望に対して柔軟に対応できる反面、サーバ台数が導入コストや管理コストに大きく影響することが課題となっていた。そのため、コールセンターシステム市場では、小規模システムは単体サーバの対応席数の増加を、また、中・大規模システムにおいては、必要なサーバ台数の削減がより強く求められていた。
今回、OKIネットワークスでは、こうした市場ニーズを反映するためCTstage 5iの性能を4倍に向上するとともに、各種機能を大幅に強化した。具体的には、席数の収容能力やサーバの処理能力を引き上げることで、1システムあたりの必要サーバ台数を大幅に削減した。これにより、CTstage 5iは、負荷のかかる通話録音を含むコールセンターシステムをサーバ1台で200席まで構築できるようになり、200席の構成であれば最大で25%の価格低減を実現することが可能になる。さらに、今回の機能強化では、スケジュールのグラフィカル表示やサバイバル機能の強化など、これまでカスタマイズ要望が高かった機能も追加した。特に、オペレーターの稼働率を配慮した細かな設定と分析が行えるよう、着信呼をオペレーターに振り分けるACDや履歴情報管理機能を強化した。


PAGE TOP