〔2019/12/18〕電通と電通デジタル、「People Driven DMP X(クロス)」を提供開始

 電通と電通デジタル(本社:東京都港区、鈴木禎久社長)は、独自の統合マーケティングプラットフォーム「People Driven DMP」と、アドビ システムズ、トレジャーデータ、サイバー・コミュニケーションズ、セールスフォース・ドットコムなどのさまざまなマーケティングプラットフォーム提供企業のDMPやマーケティングクラウド、およびデータマーケットプレイスを連携させ、データの活用機会を拡大するデータ連携ソリューション「People Driven DMP X(クロス)」の提供を開始した。
 個人情報を含むデータの取り扱いの厳格化が進む中、日本国内においてもさまざまなマーケティングプラットフォームが、安全性の高い環境下でデータの流通を可能にするデータマーケットプレイスのサービス提供を開始している。通常、このようなデータマーケットプレイスを活用するためには、各プラットフォームとの個別のデータ連携が必要になるが、People Driven DMP Xの仕組みを活用することで、簡単かつスピーディーに複数のマーケティングプラットフォームにアクセスすることが可能となる。
 これによって顧客企業は、自社が保有するデータ(1stパーティーデータ)と、People Driven DMPや多様なデータマーケットプレイスが提供するデータ(3rdパーティーデータ)はもちろん、マーケットプレイスに参画する特定企業のデータ(2ndパーティーデータ)との連携や交換も可能となる。
 このようなデータの活用には、エンドユーザーから十分かつ明示的な許諾を取ることや、顧客企業からお預かりしたデータを適切に取扱うことが前提になる。同社グループは、法令に準拠した顧客企業のマーケティングをサポートする知見の高度化と環境整備を進めるとともに、統合マーケティングの高度化に向けて、People Driven DMPのアライアンスを通じ、People Driven Marketingの強化を推進していく。
 なお、People Driven DMP X提供にあたっては、電通がマーケティングプラットフォームとのデータ連携を行い、電通デジタルが顧客企業へのマーケティングシステム導入と広告設計・配信、CRMの運用サポートを行っていく。


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