〔2010/5/17〕テレマーケティングジャパン、バックオフィス分野のBPO事業を強化・拡大
テレマーケティングジャパンは、2010年度より企業の業務効率化などに関する支援を行うバックオフィス分野のBPO事業を強化・拡大することになった。
内閣府発表の景気動向指数や日銀短観などによると、国内の景気は大手企業を中心に徐々に回復傾向にあるものの、デフレによる収益圧迫など、まだまだ厳しい状況が続いている。また、少子高齢化によって国内市場が加速度的に縮小していく中、企業が市場での競争力を維持・強化するためには、ヒト・モノ・カネの有効活用が必要であり、業務プロセスの改善、効率化によるコスト削減は、多くの企業にとって喫緊の課題となっている。
同社では、これまでコールセンターおよび、その前後の事務処理分野を中心に、アウトソーシグによる生産性向上、品質向上を実現してきた。多くの業務を受託・運営する中で、同社が強みとしてきた業務プロセスの可視化・標準化・集中化のノウハウ、量的な変動に柔軟に対応する組織管理ノウハウは、コールセンター以外の分野においても有効と判断し、人事や総務事務などのバックオフィス分野まで、BPO事業を拡大することにした。サービス提供領域は、企業内の人事系業務(給与、勤怠管理、社会保険、健康診断など)、総務系業務(総務、経理、購買など)、事務系業務(契約、請求など)。
今後は、新たに設立されたバックオフィス業務担当の専門組織を中心に、より多くの企業のビジネスプロセスの生産性向上、業務プロセス効率化の課題解決に貢献できるものと考えているという。