〔2020/1/30〕アストラゼネカ、AI型チャットボットによる情報提供を開始

 アストラゼネカ(本社:大阪市北区、ステファン・ヴォックスストラム社長)は、AI型チャットボット「アズポート」および「アズトリート」を患者および医療従事者向けの情報提供サービスとして本格導入したことを発表した。
 アストラゼネカでは、24時間365日コールセンターにてアストラゼネカ製品に関する問い合わせを受けており、年間約30,000件の問い合わせに対応している。しかしながら、スマートフォンやタブレット端末の普及により、さまざまな情報がインターネット上で簡単に入手できるようになったことで、近年では自身で情報を検索する患者が増えている。また、添付文書やインタビューフォームも電子化されるようになり、医療従事者においても患者と同様に、インターネットから最新情報を入手する流れとなってきた。
 アストラゼネカではこのような情報チャネルの変化に対応し、ニーズにあった情報をより迅速にかつわかりやすく提供できる新たなツールとして、患者向けに「アズポート」の試験運用を昨年10月に開始した。アズポートはアストラゼネカのデバイス製品である気管支喘息治療薬の使用方法について、この治療薬を処方された患者さんを対象に情報提供している。このツールにより、既に約1,000件の問い合わせに対応しており、将来的には他のデバイス製品にもサービスを拡大する予定。
 また、医療従事者向けアズトリートを1月末に開設し、製品に関する質問やロット番号による製品の使用期限の確認、資材の依頼などをチャットボットが対応する。アズトリートはアストラゼネカのメディチャンネルからアクセスできる。


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