〔2010/5/24〕日立情報制御ソリューションズ、省電力・省スペースの新型テレフォニーサーバ販売開始

 日立情報制御ソリューションズは、コールセンター向け電話制御システム「TELEPHONYMASTER/IV」のバージョンアップ版として、固定型IP電話機連携機能に対応した、省電力、省スペース、低価格を実現する新型テレフォニーサーバの販売を開始した。
コールセンターは顧客との重要なチャネルとして多くの企業で活用されているが、PBX、電話を振り分けるCTIサーバ、IVR、通話録音装置、ネットワーク上の電話発着信を制御するSIPサーバなど、多くの機器が必要となっていた。また、近年のブロードバンド環境の普及にともない、通信コスト削減を図れるIP電話(ソフトフォン/固定IPフォン)への移行要望も高まっていた。
今回のTELEPHONYMASTERでは、電話制御機能、通話録音機能、IVR機能を集約することで、省電力(従来製品比53%に削減(稼動時)・省スペース(従来製品比20%に大幅削減)化を実現できる。また、従来PC上で動作していたソフトフォン(IP電話)や電話操作機能を、新たにラインナップに加わった固定型IP電話機連携機能に置き換えることでPCが不要となり、さらなる省電力・省スペース化も可能となった。さらに、ネットワーク上の電話発着信制御を管理するSIPサーバを使用しない構成でもコールセンターを構築可能とすることで、低価格化も実現した。
基本パッケージの価格は、420万円(外線20回線、クライアント20席のシングル構成の場合)からで、同社では今後2年間で30システムの販売を目指す。


PAGE TOP