〔2020/2/22〕サイシード、クラウド音声認識システム「sAI Phone」を発表

 自社開発のAIエンジンを使ったFAQシステムやチャットボットの開発を手掛けるサイシードは、キーボード入力なくオペレーターとカスタマーの会話内容をリアルタイムでテキスト化を行う音声認識システム「sAI Phone」を発表した。
 現在、企業やサービスが選ばれる理由として、「顧客体験」の良さや「問い合わせ対応」の品質の高さがますます重要なってきている。それに伴い、コールセンターに求められる基準も高まっている。そこで、より早く・より正確に・より簡単に問い合わせ対応が可能なシステムが求められていた。
 そこでサイシードでは、問い合わせに対する回答検索や対応内容のログ残しに際し、「キーボード」でシステムに入力する作業をゼロにすることを目的とし、音声認識によりリアルタイムでテキスト化が可能なsAI Phoneを開発した。sAI Phoneと同社サービスAI FAQシステム「sAI Search」はシームレスに連携しているため、音声認識によるテキスト化とFAQ検索が組み合わさることにより、クリックのみで問い合わせが解決できるようになった。
 コールセンターのオペレーターはキーボードの入力に不慣れな方も多く、対応時間が長くなり、問い合わせ品質を低下させてしまう要因となっていた。sAI Phoneは自社開発のAI FAQシステム「sAI Search」とシームレスに連携しており、オペレーターとカスタマーの会話をリアルタイムにテキスト化したあと、自動でオペレーターに適切な回答を提示する。さらにドラッグ操作だけでログ残しなど後処理まで完結できる一気通貫の音声認識システムとなっている。
 これまでの音声認識システムは、サーバ構築やシステムの連携が必要であり、少なくとも数千万円の開発費用と6カ月~1年程度の開発期間がかかってしまうものであった。sAI Phoneはブラウザからアクセスするだけで、システム連携なくすぐに利用することが可能。また、初期費用200万円、月額費用も従量課金で30万円からで提供。導入期間は1カ月以内と、スピード対応が可能。


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