〔2010/6/3〕IIJ、ネットケアの「REMO」活用した仮想デスクトップソリューションを提供開始

 インターネットイニシアティブ(略称:IIJ)は、自社のクラウドサービス「IIJ GIO」上でデスクトップ環境およびアプリケーションの仮想化を実現する「IIJ GIO仮想デスクトップサービス」と、IIJグループでコンタクトセンターやネットワークの運用アウトソーシング事業を展開するネットケアが独自開発したクラウド型シンクライアントソリューション「REMO」を組み合わせた新たな仮想デスクトップソリューション「IIJ GIOリモートオフィス」を開発し、今年7月より提供を開始する。料金は、100ユーザーで仮想デスクトップ環境を構築した場合、月額1台あたり9880円から。
IIJ GIO仮想デスクトップサービスとは、IIJ GIOの仮想サーバ上に企業内のデスクトップ環境を構築するサービス。企業の環境に合わせて、デスクトップ環境の実現方法を、Microsoftリモートデスクトップサービス(旧 ターミナルサービス)、Citrix XenApp、Citrix XenDesktopの3種類から選択できるほか、デスクトップ環境を構築するためのCPU、メモリ、ストレージなどのリソースをご要望にあわせて柔軟に構成することができる。さらに、企業にシンクライアント環境の管理者権限渡すため、より柔軟性の高い運用を実現できる。
REMOは、IIJ独自開発の集中管理型ネットワークマネージメント「IIJ SMF」の自動接続や自動設定機能を活用し、設定不要のシンクライアント端末と、その端末の統合管理基盤を提供するソリューション。REMOの利用環境下では、端末が起動ごとにすべての設定情報を管理サーバから取得し、自動的にシンクライアントとして機能する。利用者はログイン時のIDおよびパスワードの入力を行うだけで、VPN接続時のネットワーク設定や端末操作、シンクライアントサーバへの接続などのあらゆる設定を省略することができる。特に大規模にシンクライアントを導入する場合などにおいて、初期展開時の端末設定から運用開始後の故障対応まで、従来管理担当者にかかっていた運用負荷を大幅に軽減することができる。


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