〔2020/5/20〕凸版印刷とベルシステム24、DX支援BPO新会社を設立

 凸版印刷とベルシステム24ホールディングスは、2017年11月に業務資本提携を締結以降、バックオフィス業務やコンタクトセンター業務などの領域で協業を進めてきた。この度、両社はシナジー効果をさらに加速させ、最大化するために合弁契約を締結し、さまざまな企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援するBPO領域に特化した新会社「TBネクストコミュニケーションズ」(本社:東京都文京区、坂田裕泰社長)を2020年5月1日に設立した。
 凸版印刷とベルシステム24は2017年11月に資本業務提携を行い、BPO領域において両社の強みを活かしたアライアンスを推進してきた。一方で、働き方改革や生産年齢人口の減少など、人手不足が社会問題となっており、BPOを取り巻く市場環境は、従来の労働集約型BPOサービス(人手の労働力による業務比率が高いサービス)から知識集約型BPOサービス(知識・ノウハウを活かした業務やAI・IoTなどの最新テクノロジーを活かした業務)への転換が求められている。
 今回の新会社の設立により、凸版印刷の持つ高度なセキュリティインフラによる他社との差別化や、幅広いネットワークよるビジネス機会の拡大、業務設計力の活用に加え、ベルシステム24の30余年にわたるコンタクトセンター運営により培った知見が融合することで、これらの社会問題へ迅速に対応し、次世代BPOサービスの展開を実現していく。
 新会社では、自治体や金融機関をはじめ、幅広い業種の企業向けにBPOサービスをグローバルに展開。多くの企業のDX推進に貢献し、2022年度に150億円の売上を目指す。


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