〔2020/6/8〕セールスフォース・ドットコム、アフラックのデジタルトランスフォーメーションを支援

 セールスフォース・ドットコム(本社:東京都千代田区、小出伸一会長兼社長)は、アフラック生命保険が顧客とのエンゲージメント強化を目的に、保険業界向けに機能拡張されたFinancial Services Cloud(FSC)を導入開始したことを発表した。このたびのアフラックでのFSCの導入は、国内生命保険業界において初めての事例となる。
 アフラックでは、近年のデジタル技術の進展により、従来に比べさらに多様化・パーソナライズ化されたサービスを期待する顧客のニーズに応えるため、これまでもさまざまな取り組みを行ってきた。中でも、積極的なデジタル活用を前提とした持続的成長のための取り組みを強化しており、本件はその一環として、代理店が顧客のさまざまなニーズによりきめ細かく対応することができるサービス基盤の構築を目指している。このたびアフラックが採用を決定したFSCは、生産性を向上させる金融機関向けソリューションで、顧客、案件、見込顧客に関するあらゆる情報をまとめて管理することができる。
 これらの背景を踏まえ、アフラックでは将来的なデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を見据え、2016年よりSalesforceのテクノロジーを活用しコールセンターや契約者専用サイトなどを統合したコミュニケーションプラットフォームを構築してきた。この度新たに採用するFSCを通じて、アフラックでは、既存のシステムとFSCを連動することで顧客と代理店、アフラックの3社間でより一体化した質の高いサービスの提供を目指す。また、すでに本システムは一部の代理店向けにリリースされており、今後は継続的な機能拡張とあわせて本システムの導入を順次拡大していく予定。
 アフラックでは、FSCに加え、同社が提供するデータ分析プラットフォームの「Tableau」、他システムへの移行や統合を加速化するツール「MuleSoft」の採用を決定している。また、今後も最新のデジタルテクノロジーを活用して、積極的にDXを推進し、顧客の利便性の向上はもとより、時代の変化に対応したイノベーティブな商品・サービスの提供による新たな価値の創造に取り組んでいく。 


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