〔2020/6/22〕モビルスとNTTコムウェア、資本業務提携を締結

 モビルス(本社:東京都品川区、石井智宏社長)は、NTTコムウェアと資本業務提携契約を締結し、第三者割当増資を実施したことを発表した。本増資により、NTTコムウェアは、モビルス株式の10%を保有する株主となった。
 現在、コンタクトセンターでは、新型コロナウイルス禍での3密環境などの課題を背景に、テレワーク導入を始めとしたニューノーマル時代に適した運用体制への変革が求められている。在宅オペレーションに適したチャットシステムなどのニーズが高まっている状況。
 モビルスではこれまでも、チャットシステム「mobiAgent」への在宅オペレーションを支援する新機能の搭載など、コンタクトセンターのテレワーク導入支援に取り組んできた。また、AIを活用したオペレーター支援機能や、AI電話自動応答システム「mobiVoice」の開発などを行っている。
 モビルスは、2014年よりNTTコムウェアが提供する法人向けメッセンジャー「シャナインTALK」に、チャットエンジンを提供してきた。また、NTT西日本グループが提供する、ビジネスチャットサービス「ELGANA(エルガナ)」の開発にNTTコムウェアと共に参画している。シャナインTALK、ELGANAは、のべ30万人以上のユーザーが利用するサービス。
 今回の資本業務提携により、NTTグループの持つテクノロジーやビジネス資産と、モビルスの持つチャットシステムを始めとした製品開発の技術力を連携していく。そして、コンタクトセンターの顧客サポート業務や社内コミュニケーションにおける課題を解決するソリューションの開発を加速し、導入企業の支援強化を図る。


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