〔2010/6/30〕千趣会マーケティングサポートと知識情報技術研究所、SaaS型通販業務革新支援サービスで協業

 千趣会の関係会社で通販専門コンサルティングの千趣会マーケティングサポートとクラウドシステムの知識情報技術研究所は、両社の提供するサービスを連携させ、通販企業の業務革新を支援するための「SaaS型通販業務革新支援サービス」を共同展開すると発表した。
SaaS型通販業務革新支援サービスは、通販の仕組みそのものをマーケティング→受注→フルフィルメント→分析までトータルに捉え、通販ビジネスを「いける通販」(うまくいく通販ビジネス)へと導く。具体的には、大手通販業者のノウハウが凝縮した本格通販システムを、SaaSによりコストを半額以下に抑えてすぐにでも利用可能になるため、流通業だけではなく、サービス業や製造業も通販ビジネスへの参入が従来に比べ容易になる。
昨今、流通業だけでなく、サービス業や製造業も通販ビジネスに参入してきており、通販を行う企業の増加は衰えを知りません。しかしながら、これまでもそうだったように、市場ではこれからも、「いける通販」と「ままならない通販」の差はますます開く一方だ。いける通販へ転ずるには、通販の仕組みそのものをトータルにとらえ、これからの成功への一歩を探る必要がある。「通販に成功の法則はない。しかし失敗のパターンはよく似ている」-これが見えれば、事業リスクを下げながら、独自の成功の鉱脈を掘り当てるためのヒントが見つかるはず。通販事業を運営するための必要条件は、顧客・商品・販促・サービスの4つのマーケティング戦略と、受注(EC/コールセンター)・物流・システムの3つのフルフィルメント機能。一方、十分条件としては、仮説検証型運営(PDCA:Plan-Do-Check-Action)のサイクルをまわすテストマーケティングと、各種施策の評価指標(KPI:Key Performance Indicator)による運営管理が欠かせない。通販ビジネスは、「科学のビジネス」とも言われている。顧客にダイレクトにアプローチし、その反応(ありもなしも含め)をもとに、次の品揃えや販促方法を改善していくロジカルなビジネス。戦略を整え、機能を装備しただけでは、つまり必要条件だけでは通販ビジネスはうまくまわらない。


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