〔2020/8/6〕アドバンスト・メディア、クラウド型コンタクトセンターAmazon Connect向けにリアルタイム認識の「音声認識API」を提供開始

 アドバンスト・メディアは、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、AWS)のクラウド型コンタクトセンターサービス「Amazon Connect」向けに、音声認識API「AmiVoice TextStream for Amazon Connect」の提供を開始した。スピーディーかつ低コストに音声認識機能を実装できる。
 Amazon Connectは、電話や顧客対応管理などの機能をクラウドで提供するコンタクトセンターサービス。高額な機材の設置が必要ないため、小規模な席数でも導入可能で、コンタクトセンター構築の時間やコストを大幅に削減することができる。
 この度、Amazon Connectのユーザー向けに、AI音声認識技術AmiVoiceで、リアルタイムに通話をテキスト化できる音声認識API「AmiVoice TextStream for Amazon Connect」の提供を開始する。初期費用0円、0.08円/秒の従量課金制で、毎月180分まで無料で利用できる。
 コンタクトセンター業界に特化した音声認識エンジンを採用しているため、専門用語・業界用語も高精度に認識する。「コンタクトセンター_汎用エンジン」と、各種業界に特化した5種類のコンタクトセンター向けエンジンの中から、追加料金なく1種を選択できる。また、単語登録機能で固有名詞などのテキスト化も可能。
 Amazon Connect上の通話音声をリアルタイムでテキスト化し、テキストをAmazon Kinesis Data Streamsへストリーミング配信する。Amazon Kinesis Data Streamsはストリーミングデータの効率的な処理に適したサービスで、インサイト・関係性の検出や翻訳など、AWS上の各種AIサービスやSalesforceなどの外部クラウドサービスと連携するアプリケーションを容易に開発することができる。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止の施策や働き方改革の一環として、在宅勤務化をはじめコンタクトセンター業務は多様化している。そのような背景の中、業務の可視化や管理が重点課題となっており、音声認識技術の果たす役割やニーズがより一層高まっている。
 AmiVoice TextStream for Amazon Connectは、従量課金のシンプルな料金体系であるため、個別投資や固定費を抑え、小規模スタートや席数拡大など、多種多様な音声認識導入のニーズにお応えすることが可能。


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