〔2020/8/24〕電通と電通デジタル、日立製作所、テキスト解析プラットフォーム「mindlook」を開発

 電通、電通デジタル、日立製作所は、SNSなどデジタルテクノロジーの発展で活発化する企業と生活者間のコミュニケーション支援を目的に、テキスト解析プラットフォーム「mindlook」を新たに開発した。なお、電通と電通デジタルは、本プラットフォームを活用したコミュニケーションデザイン領域のコンサルティングの提供を開始した。
 mindlookは、日本語のテキストデータをデータソースとして、自然言語処理を提供する、独自開発の分析プラットフォーム。電通グループが有する豊富なマーケティングの知見と、生活者視点で作られた独自辞書情報を活用している。日本語の表現が豊かであるがゆえ、従来は多くの時間と専門的知識を要した、SNSなどのデジタル上の生活者の声を短時間で分析することで、その声を深く理解し・反映したカスタマーエクスペリエンスデザイン(CXデザイン)を描くことが可能となる。
 本件は、国内電通グループ各社が横断的にソーシャルメディアマーケティングサービスを提供するプロジェクト「Dentsu Engagement 360」の一環。電通と電通デジタルでは、mindlookの提供を通じ、企業のマーケティング活動や生活者視点に立ったCXデザイン実現のサポートなど各種コンサルティング業務の提供、必要となるシステム実装支援にも取り組んでいく。
 電通グループは、mindlookの開発に当たり、日立を協創パートナーとして選定し、電通グループの独自の辞書情報と、日立の高精度な感性分析技術を組み合わせ、共同で開発を推進した。日立は、生活者が発信する多様かつ大量のテキストデータの処理に対応するシステム基盤の開発から運用保守まで、トータルにmindlookを支援する。


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