〔2010/7/23〕クオリカ、テキストマイニングツール「VextMiner」の多言語化を推進

 クオリカは、テキストマイニングツールの「VextMiner」の中国語(簡体字、繁体字)対応版および英語対応版を7月27日より販売開始する。
VextMinerは1998年の発売以来、国内では既に380社を超える導入実績を有するテキストマイニングツール。昨今の日本企業のグローバル化に伴い、日本語以外の言語によるテキスト分析のニーズが増している。クオリカでは、こうしたニーズに応えるため、VextMinerの多言語化を推進することにした。
その第1弾として、まず、市場発展の著しい中国語圏および英語圏に向けて「中国語」と「英語」対応した。今回発売するVextMiner中国語対応版および英語対応版では、中国語圏および英語圏に進出している日本企業をターゲットに販売する。VextMinerを利用する日本企業は、現地コールセンターに蓄積されている現地言語の「問合せ・クレーム情報」や「市場調査」などの分析が可能になる。現地の顧客の声をそのまま分析できるため、その分析結果をもとにより現地ニーズに即応したビジネス立案が可能となる。なお、海外市場に進出している製造業、サービス業をはじめとする大手の日本企業から、すでに引き合いをいただいており、特に大規模クレームに発展する危険のある不具合情報を早期に発見できる、VextMinerの「予兆監視機能」への問い合わせが多くなっている。VextMinerの基本技術は言語に依存しないため、各国語に対応した形態素解析エンジンを装着することにより、その言語に対応したシステム構築が可能。今後、クオリカでは今回の中国語対応版および英語対応版に続き、ニーズの高いアジア・欧州言語(アジア:韓国・ベトナム・インドネシア等、欧州:フランス・イタリア・ドイツ・スペインなど)への対応も進めていく予定。
価格は、VextMiner(中国語:簡体字&繁体字両用版)が1200万円(5ユーザー版)から、VextMiner(英語版)が900万円(5ユーザー版)から。


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