〔2020/11/18〕CTC、コンタクトセンター向け在宅勤務ソリューションを提供開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、柘植一郎社長、略称:CTC)は、日本アバイア(本社:東京都港区、和智英樹社長)のコミュニケーションソリューションおよびシトリックス・システムズ・ジャパン(本社:東京都千代田区、尾羽沢功社長、以下、シトリックス)の仮想デスクトップクラウドサービスを連携させた、コンタクトセンター向け在宅勤務ソリューションの提供を開始した。
 今回CTCが日本アバイアおよびシトリックスと主に提供するソリューションは、セキュリティのレベルを保ちつつ、カスタマーやスーパーバイザーとのスムーズなコミュニケーションを在宅で実現するコンタクトセンター環境。
 接続環境として、シトリックスの仮想デスクトップクラウド「Citrix Cloud」を活用しており、端末へのデータ保存やUSBデバイスの利用を停止して、透かしを入れて画面キャプチャを抑止することで、遠隔業務でのセキュリティを確保する。また、仮想デスクトップ環境のため、端末側で専用の大掛かりなシステムを用意する必要がなく、日本アバイアのリモート接続用のソフトフォンやコミュニケーションツール、管理ツールなどが品質の劣化がなく使用できるため、在宅環境であってもオフィスと同様の連携や管理が実現できる。
 さらに、CTCが提供するAI自動応答システムやAIチャットボットと組み合わせることで、定型応答や振り分けの自動化が可能となり、待機や放棄のコールの解消とオペーレータの満足度向上につなげることもできる。
 CTCは、日本アバイアのコミュニケーションソリューションについては、長年の大規模なシステム構築実績があり、Citrix Cloudについても、自社導入を通じて1万人規模のテレワークを実現している。
 今回、これらの知見を組み合わせて最適なコンタクトセンター環境を提供するとともに、効率的な移行計画の策定や運用設計、ネットワーク設定、既存システムとの連携などを含めてコンタクトセンター向け在宅勤務システムの構築をトータルで支援していく。
 価格は500ユーザー規模の基本構成で初期費用3900万円、年間費用2400万円からで、3年間で50件の提供を目指す。


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