〔2020/11/24〕トランスコスモスチャイナ、在宅勤務型コンタクトセンターサービスを提供開始
トランスコスモスの100%子会社である上海特思尓大宇宙商務咨詢有限公司(以下、トランスコスモスチャイナ)は、在宅勤務型クラウドコンタクトセンターソリューションの提供を2020年3月より開始した。クラウドコンタクトセンターとクラウド型デスクトップによる在宅勤務ソリューションを提供し、コンタクトセンターのファシリティコスト削減や繁忙期・BCPの対応をサポートする。
トランスコスモスチャイナは、従来のコンタクトセンターシステムを活用したコンタクトセンターサービスだけでなく、クラウドを活用した在宅勤務ソリューションを提供する。クラウドコンタクトセンターの技術でオペレーターがコンタクトセンターのシステムにアクセスし、自宅やリモートオフィスなど、どこでも仕事ができる環境を構築した。就業時間、勤務場所など従来の働き方に縛られないだけでなく、疫病や自然災害などの突発事件の対応能力強化の実現を目指した。
トランスコスモスチャイナは、クライアント企業のニーズにあわせた2種類のソリューションを提案する。1つ目は、カスタマイズされたプライベートクラウドを使い、独立したデータ管理を行うコンタクトセンターで、特にセキュリティー要求の高い金融・保険業界、医療業界、小売業界などに適したソリューション。2つ目は、既存のPBXにクラウド型デスクトップを追加する形で実現する、スピーディで安全性の高いソリューション。
2020年1月末に発生した新型コロナウイルス感染拡大期間中の顧客体験は、ロイヤリティ向上に大きく影響した。これにより、多くの企業が緊急時の顧客対応能力の重要性を認識させられた。トランスコスモスチャイナの在宅勤務型ソリューションは、柔軟な働き方の提供が可能。例えば、パートタイマーで在宅勤務や時差出勤を必要としている人材の雇用ができたり、規模拡張の際の物理的なファシリティコスト削減を実現する。
その中でも情報セキュリティは、在宅勤務を実現するための重要ポイント。トランスコスモスチャイナが提案する在宅勤務ソリューションではクラウド型デスクトップを採用し、サーバやデータの物理的分離によるセキュリティ対策をしている。顧客情報とサポートデータは、クラウドサーバ側にだけ保存されるため、情報セキュリティを確保することが可能。また、在宅勤務型ソリューションを提供するにあたり、オンライン研修システムの整備を行った。オンライン研修システムでは、オペレーターや管理者に必要な研修とスキルチェックテストが可能。