〔2020/12/15〕串カツ田中、モビルスのAI電話自動応答システム「mobiVoice」で対応コスト40%削減

 モビルス(本社:東京都品川区、石井智宏社長)は、全国に外食チェーン「串カツ田中」などを展開する串カツ田中ホールディングス(本社:東京都品川区、貫啓二社長、以下、串カツ田中)が、モビルスが提供するAI電話自動応答システム「mobiVoice」を導入し、代表電話などの一次対応を月に約800件自動化し、電話対応に費やすコストを約40%削減したことを発表した。
 また、mobiVoice導入により、総務部門を始めとした在宅勤務の導入や、感染症対策と業務継続の両立、採用活動のオンライン化推進などの促進に繋がっている。
 串カツ田中は、2008年に一号店をオープン後、直営店とフランチャイズで展開し、現在272店舗(2020年12月1日時点)とハイスピードで出店数を増やしている。それに伴い、出店誘致など営業関連の電話も多くあり、代表電話宛てに1日30~50件かかってくる状態であった。代表電話を対応する総務課は少人数で多岐に渡る業務を担っているため、電話対応の業務を効率化できないかと検討していた。
 また、緊急事態宣言の発令により、2020年4月から2週間全店舗営業休止を決めるなど、新型コロナウイルス禍で、感染防止対策と業務継続の両立をすべく、在宅勤務の導入などが急務となった。対策の1つとして代表電話と人事課宛ての電話の一次対応をAIで自動化するため、mobiVoice導入に至った。2020年7月よりmobiVoiceで代表電話と人事課宛ての電話一次対応を自動化している。
 2020年7月からmobiVoiceを導入し、月平均約800件、電話対応を自動化している。代表電話宛ての内訳は、約半数が営業電話、残りは別の部署宛てと総務課宛ての内容。これまで総務課で対応していた、営業電話と別の部署への取次ぎの対応コストが、人件費換算で約40%削減できている。総務課は4名体制で、総務関連、庶務、福利厚生、広報、お客さま相談室、一部労務・法務と多岐に渡る業務を担当している。代表電話の一次対応自動化で業務を効率化でき、ほかの業務の生産性向上に繋がっている。
 また、代表電話などの電話応答を自動化し運用フローを築くことで、必要に応じて在宅勤務可能な体制を構築した。人事課では、電話を一次対応自動化することで機会損失にならないよう、折り返し対応の担当や運用フローを決めている。これを機に、これまで電話とWebから受け付けていた応募を、Webからの応募導線を増やすなど、採用活動のオンライン化の推進に繋がっている。


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