〔2021/2/18〕廣済堂、独自の解析エンジンを搭載したAIチャットボットを開発

 廣済堂は、独自開発した「形態素解析エンジン」を搭載したAIチャットボットを開発し、サービスの提供を開始した。
 廣済堂は2015年より自治体総合コールセンターの業務分析から生まれたFAQ/応対履歴管理システム「InTact」をサービス提供しており、現在、政令指定都市3市を含む11自治体に導入している。
 InTactで培った問い合わせ対応ノウハウを活かし、産学連携の取り組みとして、大阪大学を中心に自然言語処理研究チームで開発された超高速AI検索エンジンのアルゴリズムを基に拡張した独自の高性能な検索エンジンを開発した。
 形態素解析エンジンを搭載したAIチャットボットは、どのような単語・会話内容に関わらず、問い合わせ内容を瞬時に意味解析し、独自の言語処理(抽出処理・文節処理・幹動詞判定処理・構造解析・意味解析・類義解析など)機能を有した上で最適な回答候補を返す。一般的なAIチャットボットのようにディープラーニングのインフラやチューニングも不要なため、導入時のコスト負担軽減を実現した。
 また、自治体のみならず、エンドユーザーが多く問い合わせが多い、病院や大学、一般企業の問い合わせ対応システムにも搭載可能。
 廣済堂は、今回開発したAIチャットボットを活用し、エンドユーザーの困りごとを早期に解決することで、クライアントの問い合わせ対応業務の軽減を目指す。


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