〔2021/4/8〕みんなの銀行、フルクラウドコンタクトセンターを構築

 2021年5月下旬にサービス提供開始予定のふくおかファイナンシャルグループのみんなの銀行(福岡市中央区、横田浩二頭取)は、コンタクトセンターに必要なCRMプラットフォームとして、セールスフォース・ドットコム(本社:東京都千代田区、小出伸一社長)の「Salesforce Service Cloud」、音声基盤にアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)の「Amazon Connect」を採用したフルクラウド型のコンタクトセンターを構築したことを発表した。
 みんなの銀行は2020年12月に銀行免許を取得、フルクラウドでのスマートフォンを中心とした銀行サービスを予定する。日本で初めて勘定系システムをパブリッククラウドに構築し、この基盤ではGoogle Cloudとアクセンチュアの「アクセンチュア クラウドネイティブ ソリューション(通称:MAINRI)」を採用している。
 今回のコンタクトセンターでは、顧客情報の一元管理と対応履歴の蓄積を通じて、FAQサイトやチャットボットによるセルフサービス型のサポートを組み合わせた顧客対応を行う。データ分析、機械学習、ユーザーエンゲージメントなどを支援するセールスフォース・ドットコムやAWSのサービス群を通じてさまざまなデータの連携・分析を可能にし、機能改善や新サービス開発などに生かした顧客に付加価値を提供していくとしている。
 みんなの銀行では、今後もフルクラウド型の特徴を活かし、さまざまな最新ソリューションを短期間で柔軟に検証・導入することで、カスタマーエンゲージメントの構築、アクティブサポートによるフリクションレスな顧客体験の提供を目指す。


PAGE TOP