〔2021/6/24〕エスプール、秋田県大仙市に広域自治体をカバーするシェアード型BPOセンターを新設

 エスプールは、秋田県大仙市と立地協定を締結し、隣接する複数の自治体業務を受託するシェアード型のBPOセンターを開設したことを発表した。
 同社グループは、人口10万人以下の地方都市を中心にBPOセンターを開設し、アルバイトの採用支援に関する業務やEC事業者のカスタマーサポートなど、100社を超える企業のバックオフィス業務を受託している。
 センターの特徴は、複数の企業の共通業務をまとめて受託するシェアード型となっている点にある。昨今では、自治体からの業務委託案件も増えており、北海道北見市では、複数の民間企業の採用支援業務と北見市の新型コロナウイルスに関連した業務を受託する官民一体型のBPOセンターを運営している。同社では、このノウハウを活用し、隣接する複数の自治体業務を一括で受託するシェアード型のBPOセンターの本格展開を図っていく。その第一弾として秋田県大仙市と立地協定を締結し、「BPO センター“HANABI”」を開設することになった。
 今回新設するBPO センター“HANABI”は、年間450万人の集客を誇る大型ショッピングモールへの出店となる。施設の一角には、近隣自治体の住民からの問い合わせに直接対応する行政サテライトカウンターの設置を予定しており、行政サービスの利便性向上を目指す大仙市初の試みとなる。ショッピングモール内での業務開始は、2021年8月中を予定しており、それまでは大仙市内の関連施設で業務を限定して行う。同センターでは地元の主婦や若者を中心に最大50名の雇用を見込むとともに、従来の行政サービスに新たな風を吹き込む取り組みとして期待されている。


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