〔2021/7/15〕NTT Com、クラウドコンタクトセンターサービス「COTOHA Call Center」にAIオペレーターを始めとした機能を追加

 NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、クラウドコンタクトセンターサービス「COTOHA Call Center」において、有人対応を補完するAIオペレーター機能などを追加すると発表した。なお、同サービスは期間限定で無償提供してきたが、今回の機能拡張に合わせ有償での提供を開始する。
 COTOHA Call Centerは、在宅の従業員とオフィスへの出勤者が連携して業務を行うハイブリッドな業務環境を実現可能なクラウドコンタクトセンターサービス。電話応対に必要なシンプルな機能と使いやすいUI/UXデザインを採用しているため、利用企業自身による短期間での導入が可能。また、発着信機能や保留・転送、営業時間の設定、音声ガイダンスによるプッシュボタン入力の設定など、電話応対上ニーズの高い基本機能をそろえている点も特徴。
 今回の機能強化では、AIオペレーター機能により、営業時間外や電話集中時など、有人オペレーターだけでは対応しきれない電話への応対が可能となった。これにより、機会損失の低減や業務効率化、顧客満足度向上を実現する。
 同機能は有料のオプションで、AIオペレーター機能電話番号利用料が1番号あたり月額330円、AIオペレーター機能着信利用料が1分あたり55円。
 2つ目の新機能は、通話相手との会話を録音し、重要な内容の聞き逃しを回避できる通話録音機能を搭載した。これにより、トラブルの回避を支援するほか、電話応対後に通話内容を確認し改善を行うことで、応対品質の向上も図れる。
 このほか、電話終了後に入力したメモが発着信履歴ごとに保管され、オペレーター間で内容を共有できるメモ機能が追加されている。
 有料化されたCOTOHA Call Centerの料金は月額課金で、ID利用料、電話番号利用料、加算料の合算額となる。ID利用料は1IDあたり月額3300円、電話番号利用料は1番号あたり月額550円、加算料は、発信利用料が1分あたり8.8円から、着信利用料が1分あたり2.2円、内線利用料が1分あたり2.2円など。


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