〔2021/7/19〕米国ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ、クラウドベースのコールセンターを運営する米国ファイブ9を買収

 ビデオ会議サービスの米国ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、クラウドベースのコールセンターを運営する米国ファイブ9を約147億ドルで買収することで合意に達したことを発表した。
 ズームフォンにファイブ9の法人顧客が追加されると同時に、同社のコンタクトセンターソフトを組み入れることで顧客とのコミュニケーションが最適化される。
 新型コロナウイルス感染で注目を集めたズームは現在、クラウドベースの電話サービス「Zoom Phone」や会議室と外部をつなぐ会議システム「Zoom Rooms」に軸足を移している。フェイスブックやアルファベット傘下グーグルがビデオ会議システムを強化し、競争は激化している。
 ファイブ9はズームの子会社となる。ファイブ9のローワン・トロロープ最高経営責任者(CEO)は続投するほか、ズームの社長に就任する。買収は2022年上半期に完了する見通し。


PAGE TOP