〔2010/10/1〕日本IBM、保険業界向け短期成果型アクションのコンサルティングメニューの品揃えを拡充

 日本アイ・ビー・エムは、保険会社がコスト削減や売上拡大に向け、新たな取り組みに着手する際に、短期間で分析や診断を行い、実行した場合の効果の大きさを明らかにする「保険業界向け短期成果型アクション」の品揃えを拡充し、20種類のコンサルテイング・メニューを提供していくことを発表した。
保険業界は、少子高齢化、人口減少に伴う国内市場の飽和など厳しい競争環境にある。厳しい業界環境において、変化する市場や経済、顧客ニーズに俊敏に反応しながら、利益機会をとらえて確実な収益拡大につなげ、持続的成長を維持していくことが求められている。
保険業界向け短期成果型アクションは、短期的なコスト削減や売上の拡大を支援するためのコンサルティング・サービスで、最短数週間で効果測定からアクション・プランの策定までを行うことができる。対象分野は、ビジネス構造のシンプル化、カスタマー・エクペリエンス、顧客分析、透明性とリスク管理、海外進出や人材強化と、5分野に分類し、保険会社におけるさまざまなビジネス活動に適応している。
同サービスのコンサルテイングメニューのうち、「保険事務Optimization-プロセス・セマンティック分析を活用した保険事務の最適化」では、業務システムのログをビジネスの観点から解析しやすい数理的情報に変換し、業務処理状況を可視化。ログデータの活用可能性評価、コスト削減・最適化のポテンシャル提示、アクションプランの策定までを最短4週間で行うとする。
また、「お客様の声の有効活用によるビジネスの最適化」では、顧客分析の分野の1つで、顧客の声を収集・分析し、より的確な顧客の把握を実現する。例えば、コールセンターなどから収集する会話ログを取得し、リアルタイムで分析し、顧客の声と既存の顧客データを融合させた高度な行動分析が可能となる。さらに顧客を社内外の関連組織で共有化することにより、個別業務の改善のみならず組織横断的な全社レベルで顧客の声に基づく商品・サービス変革を実現するための体制・仕組みを支援する。最短2カ月で、現状把握や問題点の抽出、問題解決に向けた対応施策の立案、全体将来像の策定を行う。


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