〔2021/9/1〕ビズ・カンファレンス、自動販売機や非対面金銭授受装置向けの簡易対応システムを提供開始

 コールセンター事業を営むビズ・カンファレンス(本社:東京都港区、松田強社長、以下、BC)は、自動販売機や非対面金銭授受装置向けの簡易対応システム「VMSシステム(Vending Machine Support)」を発表した。
 BCは、多くの商材のインバウンド(電話受付)案件を運営する過程において、ユーザーとオペレーターの電話内容を分析することで、オペレーターの対応と同等の内容をシステムで実現可能とする仕組みを開発した。これによりまずは受電件数の多い自動販売機のトラブル発生時の対応に適用することにより、ユーザーは面倒な電話を掛けることや、話中で待たされることがなく、自身のスマートフォンによりトラブルを解決できることができるようになり、トラブル対応のストレスから解放される。
 また、自動販売機運営事業者は高コストな「コールセンター」の規模を最小限に抑えることが可能となり、ユーザーおよび提供者ともにメリットが大きいシステムとなる。
 従来までは、自動販売機において「釣銭が出てこない」「商品が出てこない」「売り切れがある」などが発生した場合、ユーザーは自動販売機に貼付済の電話番号に架電をし、オペレーターにトラブルの内容を伝えることでオペレーターを介して当該自動販売機のルートセールスに要望を伝える作業を行っていたが、VMSはユーザーがスマートフォンで自動販売機に貼付してある「QRコード」を読み取ることによりブラウザー経由で問合せ画面が表示され、それらに対して必要な情報を入力することで自動的にルートセールスに内容が伝わり、コールセンターのオペレーターを介さずとも問題を解決できるサービス。
 今後は自動販売機のみならず、コインパーキングの収納装置やその他「非対面金銭授受装置」にも順次適用していく予定。これらのシステムにより最も労働集約的なコールセンターの工数をシステムで補完することが可能となり、コールセンターの運用コストを削減できる画期的な仕組みとなる。また、自社内にて顧客からのトラブル内容を担当者に振り分けされている場合でも、的確に対応者へシステムが自動的に振り分けトラブル内容を伝えることができるため、作業効率の向上を図ることが可能となる。


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