〔2021/9/7〕TMJ、2017年から推進している1on1ミーティングで大卒新卒社員の離職率が0%に、4年間で40%減少

 TMJ(本社:東京都新宿区、丸山英毅社長)は、2017年から1on1ミーティングを全社で推進し、大卒新卒入社者の離職率が大幅に減少した。リモートワークでコミュニケーション活性化の施策として注目される1on1ミーティング、開始からの4年で離職率が40%から0%まで減少するなどの成果について発表した。
 TMJでは、業務運営の中で付加価値を生み出せる人材を育成することは事業成長に不可欠であると考えている。経験学習を人材育成に取り入れており、「経験する→内省する→教訓を引き出す→適用する」というサイクルの「内省」を促進するために1on1ミーティングを2017年から実施している。
 上司が「部下(個人)の成長」にフォーカスし、部下の自信や主体性を育て、業務品質が向上するように1on1ミーティングを実施。これまで個人の成長を目的に年間500~600人、多いときには900人規模の対象者に向けて1on1ミーティングを実施してきた。
 この1on1ミーティングも上司と部下の信頼関係ができていないとうまく成果に結びつかない。そこでTMJでは、1on1ミーティングにコーチングの要素も加えて実施をしている。
 コーチングとは、対象者の自主性を促し、能力や可能性を最大限に引き出しながら、目標達成に向けてモチベーションを高めるコミュニケーション手法。目標達成に向けて行動を強制するのではなく、対話を重ねることで対象者がポテンシャルを発揮できる状態に導いていく。そして、双方向の対話によって対象者から答えを引き出し、 自己成長を促す。
 コーチングでは、対等な立場として上司と部下が向き合うことで、業務では見えづらかった部下の考え方や成長に気付くことができる。そして対話する機会が増え、部下も上司が考えを受け止めてくれることで思っていることを素直に話せるようになり、信頼関係が築きやすくなる。この信頼関係の構築を意識した1on1ミーティングは、対象者の自主性を育み、自己成長が実感できることでモチベーションの向上にも繋がっている。
 コーチングをベースとした1on1ミーティングは、定期的に実施しながら継続することが重要。継続的に取り組むことで、上司と部下との信頼関係が増し、長期的な視点で対象者の成長が期待できるようになる。
 継続的な1on1ミーティングの実施により、部下の身体的・精神的な健康状態を把握、適切なタイミングでケアすることができたり、上司と部下、従業員と会社の結びつきを実感したりすることが、帰属意識の高まりへと繋がっている。
 TMJのミッションとして掲げている「たゆまぬ対話」、この対話を体現する1on1ミーティング。企業の導入が進む前から取り組みを始め、実績を積み上げながら今の形になっている。


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