〔2021/12/3〕博報堂、EC領域に特化した組織横断型プロジェクト「HAKUHODO EC+」発足

 博報堂は、博報堂DYグループ内のEC領域のナレッジやスキルを集約し、クライアント企業のEC事業を戦略構築から実装・運用までフルファネル、ワンストップでサポートする「HAKUHODO EC+」を発足した。
 新型コロナウイルスの影響によって生活者の日々の行動や習慣が著しく変化してきている。特に購買体験についてはモノ・コトいずれにおいてもオンラインへのシフトが加速している。これまで「いつでもどこでも、おすすめの商品が手間なく買える」という究極の便利であったECは、「あのひとから買える、応援したくなる、楽しいから買ってしまう」といった高付加価値化した買物体験の場に進化を続けている。そうした生活者の行動変化に伴い、企業もEC専用の新商品開発やD2C(Direct to Consumer)参入などを積極的に行い、オンラインでの商品・サービス提供、生活者データの取得に取り組んでいる。これまで展開チャネルの1つであったECが、購買を起点とした新しいマーケティングの場にその機能を拡張し続けている。
 博報堂は、こうした新しいマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)の潮流に対応し、博報堂DYグループ内各社および協力会社のナレッジやスキルを集約し、ECを起点とした企業のさまざまな価値創造DXの推進をワンストップでサポートするために、EC領域に特化した博報堂DYグループ横断型プロジェクト「HAKUHODO EC+」を発足した。HAKUHODO EC+はD2Cビジネスのシステム構築や、コールセンターや商品管理・発送業務などを担うコンタクトセンターなど、従来の広告コミュニケーション領域にとどまらないグループ各社のさまざまなプロフェッショナル領域を活かすことで、戦略から実施に至るまで、幅広い支援体制を整えた。
 なお、HAKUHODO EC+は博報堂をはじめとするグループ9社が推進する、オンライン/オフライン領域で生活者に新しい買物体験を提供する戦略組織「ショッパーマーケティング・イニシアティブ」の傘下の取り組みとして活動していく。
 HAKUHODO EC+は新しいコマース、新しいECの可能性をいち早くキャッチし、市場分析・課題発見・戦略構想からシステム開発・ECサイト構築、実装・集客・CRM、さらにはフルフィルメントやコンタクトセンターなどの運用に至るまで、あらゆるバリューチェーンにおいて企業のマーケティングDX・事業成長をフルファネルで支援していく。


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