〔2022/1/19〕リンク、企業向けクラウド電話サービス「BIZTEL」とドコモの「オフィスリンク」との連携にかかるコスト・期間を大幅削減

 リンク(本社:東京都港区、岡田元治社長)は、スマートフォンや携帯電話での内線通話を可能にするサービス「BIZTELモバイル」において、NTTドコモの内線化サービス「オフィスリンク」との連携にルータ仮想化技術の導入を開始した。この取り組みにより、費用が従来と比較して大幅に削減されるとともに、利用開始までの期間を従来の半分以下に短縮することができる。
 ドコモのスマートフォンや携帯電話を使ってBIZTELモバイルを利用するケースでは、BIZTELのPBXと、ドコモの通信エリア内での内線通話を可能にするサービスであるオフィスリンクの連携によって機能を提供する。連携にあたってルータを経由して両サービスの接続を行うが、従来はユーザーに基本料金や端末料金などとは別に物理ルータを購入してもらい、BIZTELのデータセンター内に設置する必要があった。
 このたび、BIZTELとオフィスリンクの接続に仮想化技術を採用したルータ(以下、仮想ルータ)を導入したことで、物理ルータの購入および設置が不要になり、かつ仮想ルータはBIZTELモバイルの基本料金内で提供できることから、利用開始時にかかるコストと期間を大幅に低減することが可能になる。なお、基本料金は従来の価格に据え置く。
 新型コロナウイルスの感染防止を目的としたテレワークの普及に伴い、スマートフォンや携帯電話にオフィス用の固定電話機と同等の機能を付与し、場所を選ばずに内線による通話や転送ができるようにしたいと考える企業が増えてきた。
 今回のBIZTELモバイルのサービス改善は、こうした在宅勤務を行いたい企業の導入コストを下げ、社内外のコミュニケーション改善に貢献できるものと考えている。


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