〔2022/3/8〕パーソルワークスデザイン、「転職」と「健康経営」に関する調査結果を発表

 パーソルワークスデザイン(本社:東京都豊島区、平林由義社長)は、山野美容芸術短期大学 教授 新井卓二氏とともに「転職と健康経営に係る意識」について20歳~59歳の男女で直近1年以内に転職し正社員で就業している方1,000名を対象に調査を実施し、結果、「健康への意識が高い人ほど転職後に長く働いてくれる」と言えることがわかった。
 今回の調査では、転職前後で比較して仕事満足度は「満足」「やや満足」を合わせて13%から40%に27pt上昇した。また、「不満」「やや不満」の割合も65%から26%に39pt下落した。健康に関心を払っている人は20代では70%に対し、50代では84%と14pt上昇した。健康関心度は年代が高くなるごとに高まっていたが、健康経営の認知度については若年層(20代・30代)の方が高く、若い世代の健康経営への関心度が高いことがわかる。転職者の働く目的(複数選択可)で最も多いのは短期的・将来的な「お金を得るため」。「社会や人のため」「自己成長」のためといった仕事のやりがいを上げる人も次いで多い。企業のホワイト企業認定かどうかは別として、転職者本人の認知として転職先が「ホワイト企業」であると認知して就業していることが「仕事満足度」や「生活幸福度」に直結している。
 求職者が考える「企業の健康施策に対する見立て」と「企業の健康関連施策の重要度」を数値化した「健康リテラシー」を高位・中位・低位に分けた時、「健康リテラシー」の高位群の方が、転職後の「生活幸福度」が高い。一方、転職前の「生活幸福度」において同様の比較をしたが、転職前に同様の傾向はみられなかった。また、年収の高低による影響を確認するため、年収400万円未満(n=469)と年収400万円以上(n=432)の群で比較したが、同様の結果が出た。このことから、年収の高低に関わらず、「健康リテラシー」の高低が転職後の「生活満足度」に関係していると分析。
 転職後「仕事満足度」「生活幸福度」の高い人は、金銭面だけでなく仕事のやりがいを目的にしている割合が高く、企業の健康経営への取り組みにも興味関心が高い。「健康リテラシー」の高い人は、自身が健康になろうとする意欲も高く、健康になる機会提供に対して積極的であることが伺える。


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