〔2022/4/18〕NTT-AT、FAQ公開・管理システム「MatchWeb 5.21」のオンプレミス環境向けチャットボットオプションを提供
NTTアドバンステクノロジ(本社:東京都新宿区、木村丈治社長、以下、NTT-AT)は、コンタクトセンター向けソリューションサービス「MatchContactSolution」で提供しているコールセンター向けのFAQ公開・管理システム「MatchWeb」において、新版「同 Version5.21」を提供すると発表した。オンプレミス環境で利用可能なチャットボットオプションと、FAQのシソーラス対応の2つの新機能を追加した。
MatchContactSolutionは、NTT研究所で培った言語処理技術を日本語処理に利用したコンタクトセンターソリューション。その1つのラインアップとして、企業のお客様相談室やカスタマーサポート窓口などの各種コールセンターに寄せられるFAQをWeb公開・管理できるFAQシステム、MatchWebを提供している。
このMatchWebにおいて、チャットボットオプションはクラウドサービスとして2021年6月から提供されているが、オンプレミス環境での利用に関する要望が多く寄せられていたため、今回の新版では、閉域ネットワーク環境でも利用可能なオンプレミス版の提供を開始する。
オンプレミス版でもクラウドサービス版と同様、FAQと連動したチャットボット機能を提供。Webサイトとチャットボットで共通のFAQデータを利用するので、チャットボットを実現するための専用シナリオを作成する必要なく運用できるとした。また、LINEなどのSNSと連携するための追加オプションも用意している。
一方、FAQのシソーラス対応では、NTT-ATが開発・提供している、約300万語を収録したシソーラス辞書「Express Finder」を導入した。この導入によって同義語・類義語・表記ゆれに対応し、例えば、「原材料」を検索した場合に「原料」や「原料品」も対象にするといった、より高精度のFAQ検索が可能になる。なお、企業や自治体内の独自シソーラスを追加できる、ユーザー定義辞書もサポートする。