〔2022/7/20〕ベルシステム24、島根県と持続可能な社会の実現を目指し、包括業務提携に関する協定を締結
ベルシステム24ホールディングスは、島根県と、県内でのIT産業の高度化支援を通じた魅力ある雇用創出などの取り組みにより、持続可能な街づくりを目指し、包括業務提携に関する協定を締結したことを発表した。
島根県では、県内産業のさらなる発展のため、島根発のオープンソースプログラミング言語「Ruby」とアプリケーションを活用したビジネス連携やデジタル人材育成を進めるなど、継続的にIT産業支援に取り組んでいる。県外からの企業誘致も積極的に行っており、これまでに40社を超えるIT企業が島根県内に進出し、IT関連産業集積を形成している。また、島根大学や県立大学などの学生の地元就職の促進や企業と連携した研修・人材育成、またUターン・Iターンの促進活動など、県内での雇用創出および人材育成を積極的に進め、持続可能な街づくりに力を入れている。
同社は、コンタクトセンター運営を中心とするサービスを全国38拠点にて展開、約3万人の従業員を擁している。2002年、島根県にて、IT関連産業として県の産業用地であるソフトビジネスパーク島根へ拠点を開設し、本年20周年を迎える。現在では、島根大学の学生、障がい者、JFL所属のサッカーチーム「FC神楽しまね」所属の選手をはじめ、地域の多様な人材が約1,300人勤務している。またこれまで、島根大学による「大学生の就職とキャリア」授業への参画や、中国エリア「(障がい者)就業支援実践研修」への登壇、「FC神楽しまね」とのスポンサー契約といった、地域の教育機関や団体との活動を通じて島根県との連携にも積極的に取り組んできた。
同社と島根県は本協定に基づき、相互に連携・協力し、魅力ある仕事創出と人材育成により、新たな雇用を生み出すことで、持続可能な街づくりを推進する。具体的な取り組みとしては、県内IT企業との技術交流やセミナー・勉強会の開催、その活動を通じたメタバース(仮想空間とそこでのサービス)の共同研究や協業事業などIT産業の新たな領域拡大に向けた活動を進める。さらに、障がい者の就労支援やスポーツ振興支援を通した雇用の受け入れ、県産品の販路拡大支援など幅広く地域課題の解決へ向けた活動も継続していく。また、若者の雇用の受け皿として、同社松江ソリューションセンター内にDX開発チームを新たに設置し、県内高等教育機関と連携してインターンの受け入れなども進める予定。