〔2022/11/10〕J.D. パワー、2022年自動車保険事故対応満足度調査結果を発表

 J.D. パワー ジャパン(本社:東京都港区、山本浩二社長)は、J.D. パワー 2022年自動車保険事故対応満足度調査の結果を発表した。
 本年調査の総合満足度は、前年比+10ポイントの717ポイント( 1,000 ポイント満点)となり、2006年の調査開始以来最高の総合満足度を更新した。満足度を構成する6ファクター中、「調査/認定結果」、「事故受付体制」、「保険金支払」の3ファクターにおいて前年を10ポイント以上上回る満足度であった。「事故受付体制」については、そのファクターを構成する「保険会社の社員」、「コールセンター」、「代理店」の全サブファクターで前年から10ポイント以上の向上となった。
 保険金支払について納得のいかなかったものがあるかを尋ねたところ、「最終的に納得のいかなかった内容がある」とする顧客は26%で、前年比横ばいとなっている。納得のいかなかった内容を見ると、「過失割合/事故相手との交渉状況」が最も多い16%となった。
 保険金支払について納得していない顧客の総合満足度は納得した顧客に比べかなり低い。「全て納得がいった」顧客の総合満足度が759ポイントに対して、「納得のいかなかった内容あり」の顧客の総合満足度は600ポイントと、-159ポイントの大差である。
 また、事故経験後の同じ保険会社での継続率も、「全て納得がいった」顧客の91%が「引き続き同じ保険会社で契約」しているのに対し、「納得のいかなかった内容あり」の顧客では81%と下回り、17%が「現在は、別の保険会社で契約」している。
 事故経験後、他の保険会社への切り替え理由が「保険会社の事故対応がきっかけで」とある割合は、「納得のいかなかった内容あり」の顧客では59%、「全て納得がいった」顧客では18%と大きな開きが見られ、保険金支払の納得感が継続意向に大きく影響していることがわかる。
 総合満足度ランキングは下記の通り。
第1位:ソニー損保(749ポイント)
第2位:AIG損保(738ポイント)
第3位:損保ジャパン(727ポイント)  


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