〔2011/1/20〕OKIネットワークスのCTstage 5iを恵和ビジネスへ納入

 OKIグループの通信事業分野で商品企画・開発・販売を行うOKIネットワークスのコールセンターシステム「CTstage 5i」が、恵和ビジネス(本社:札幌市中央区、渡辺淳也社長)の中国人観光客向け携帯電話通訳サービス「Weicall(ウェイコール)」に採用された。本サービスは、観光ビザの規制緩和にともない急速に拡大している中国人観光客に対応する中国語通訳サービスを、商業施設、観光施設向けに携帯電話で提供するもの。同社の通訳サービスを提供するコールセンターは、2010年11月15日より札幌の拠点40席規模からスタートし、2011年2月には100席まで拡張する予定。
恵和ビジネスは、システム開発、データ入力、ダイレクトマーケティング、ビジネスフォーム印刷などの各種情報処理サービスを行うアウトソーサー。現在、増加する外国人観光客に対応するための通訳サービスを手軽に安価に利用したいというニーズが全国的に高まっている。恵和ビジネスは北海道でのこうした市場ニーズに対応するため、携帯電話通訳ビジネスを、ソフトバンクテレコムの協力で開発した。本サービスのベースとなるコールセンターシステム導入にあたっては、2台の携帯電話とコールセンターの3者間でクリアな音質の通話ができること、席数の拡張や業務用アプリケーションのカスタマイズが柔軟に行えることが重要な選定ポイントであった。恵和ビジネスでは検討の結果、こうした要求事項の実現に柔軟かつ迅速に対応できるCTstage 5iを採用することにした。
本サービスでは、2台1セットの携帯電話を外国人観光客が多く訪れる札幌市近郊を中心に道内および全国の商業施設や観光施設などに設置。通訳サービスが必要な場合、接客スタッフが携帯電話からコールセンターにアクセスすると、2台の携帯電話と通訳専用コールセンターはCTstageのカンファレンス機能を使って同時接続される。この3者間通話を行うことで、接客スタッフと観光客は迅速かつ手軽にオペレーターによる通訳サービスを利用することができ、円滑なコミュニケーションが実現できる。
また、今回導入したシステムでは、MITシステム研究所のCRMシステム「QuickCRM」とCTstageを連携させることで、顧客(店舗)情報と課金情報の管理も可能となった。CTstageで取得した携帯電話の通話時間をQuickCRMで店舗ごとの課金情報として自動集計することで、各店舗の利用状況をリアルタイムに把握できる。恵和ビジネスでは、当面は急増している中国人観光客、そして台湾からの観光客に対応する中国語通訳サービスの提供を行い、将来的には順次対応言語やサービスエリアを拡大していく予定。


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