〔2023/3/30〕オルツ、マスターピース、コムデザイン、大規模言語処理モデル「LHTM-2」コールセンター版を共同開発
オルツ(本社:東京都港区、米倉千貴社長)は、マスターピース・グループ(本社:東京都港区、中島樹里社長、以下、マスターピース)、コムデザイン(本社:東京都千代田区、寺尾憲二社長)と業務提携を行い、オルツが開発する大規模言語処理モデル「LHTM-2」やChatGPTで知られる大規模言語処理モデルを、3社で共同開発したAIによる音声対話コールセンター「AI-BPO Double BRAIN」に連携させ、コールセンター業務におけるFAQの自動生成や自動回答を実現する新たなソリューションサービスの共同開発を開始した。
オルツは、2021年9月、独自の大規模言語処理モデルの初期バージョンである「LHTM」を発表し、その後も研究開発を続け、2023年2月に「LHTM-2」を発表した。
LHTM-2は、OpenAIの提供する大規模言語処理モデルである「GPT-3」などと同水準のパラメータ数で構成されており、自然なテキストの生成とテキスト作成補助が可能でありながら、カスタマイズを前提とした柔軟な設計で開発されており、事実に基づく出力を内部的に誘導することなどが可能になっている。
また、2023年2月には、これまで同社が行ってきた言語処理技術や大規模言語処理モデル構築のノウハウを活用し、各業界におけるAIの実証実験のサポートを開始することを発表している。
オルツ、マスターピース、コムデザインの3社で共同開発した「AI-BPO Double BRAIN」に「LHTM-2」を活用した生成AI技術を搭載することで、オペレーター業務の負担を軽減し、コールセンター業務の効率化、ならびに顧客の顧客満足度の向上や業務改善におけるさらなる課題解決をサポートする。
また、AI-BPO Double BRAINを導入済みもしくは導入予定の企業を対象に、本ソリューションへの実証実験への参加募集を開始する。
生成系AIのビジネス活用に向けた、この度の革新的なコールセンター向けAI自動化ソリューションの共同開発を通じて、同社は引き続き、すべての人が時間や空間といった制約に縛られることなく活かされる社会、また、同社がミッションに掲げる「人類の労役からの解放」の実現に向け、研究開発及びサービス化を加速させていく。