〔2023/4/25〕NEC、デジタルヒューマン協議会を設立

 NECは、さまざまなシーンでの利活用が進む「デジタルヒューマン」について議論する場として、デジタルヒューマン、小学館集英社プロダクション、セブン銀行など有志企業8社とともにデジタルヒューマン協議会を設立し、本日第1回会合を開催する。
 デジタルヒューマンとは、AIとコンピューターグラフィックスなどを組み合わせた、デジタル空間上の人間に似た存在(AIアバター)のこと。利用シーンとしては、多言語音声に対応しインタラクティブな案内ができるデジタル施設案内、24時間365日稼働するWeb上のデジタルコールセンター、生体認証と組み合わせたデジタルサイネージ、現実空間とメタバースをシームレスに連動し仕事をサポートするデジタルアシスタントなど、幅広い分野での利活用が期待されている。これにより、人間だけでは負担が大きく困難なサービスの実現だけでなく、社会問題となっている労働力不足の解消にも貢献すると考えられている。
 NECはデジタルヒューマンの社会実装の加速には、個社の枠を超えて業界全体で最新情報や知見、課題を共有することが必要であり、また業界の横断的なコミュニケーションは産業発展のきっかけになると考え、このたび本協議会を設立した。


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