〔2011/2/16〕島津製作所、8社のサービス事業を統合・再編し4月に分析計測機器のサービス事業会社を発足

 島津製作所は、分析計測機器のサービス事業について、さらなる顧客満足度の向上と事業拡大を目的に、同社を含め現在8社に分散している当該事業を統合・再編し、100%子会社である島津アクセスを4月1日に発足させる。機器の機能などによって分かれていた窓口を一本化し、顧客の利便性向上を目指す。
分析計測機器サービスの東京島津科学サービス(東京都)を存続会社とし、同社を含む5社を統合する。同社は、島津製作所など3社のコールセンター機能、精密機器移設事業なども承継する。
分析機器の修理や保守管理などのサービスは従来、機器の機能や所在地で担当会社が異なっていた。島津アクセスに集約することで効率を高める。海外サービス事業の標準モデル作りも進める。
2010年3月期の既存事業の売上高は計136億円だった。統合を機に保守契約などに力を入れる方針で、2012年3月期の売上高は150億円を見込む。


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