〔2011/2/21〕SGシステム、物流業界向けクラウドサービスを提供開始

 SGホールディングスグループのSGシステムは、国内の物流企業が利活用可能な物流業界向けのSaaS型サービス提供を2011年6月より開始すると発表した。
SGシステムは、これまで佐川急便を始めとするSGホールディングスグループの事業会社の物流・倉庫に関わるITを構築してきており、プライベートクラウド構築ノウハウ、スキャニングやコールセンターの事業運営ノウハウといった多様なノウハウに基づくサービスを、グループ内外へ提供している。
こうした蓄積を基軸にして、SGシステムは、「ITの所有から利用へ」の合言葉のもと、国内外の物流企業に対して、当社が蓄えてきた技術とノウハウを「クラウド・サービス、SaaSサービス」の形で提供すべく準備を進めてきた。これを2011年6月から新サービスとして展開する。
国内の物流企業がこのクラウド型・SaaS型の新サービスを利用することで、個々の企業のITに関わる費用や業務が合理化され、事業の拡大を図れるようになることを目的としているという。
提供予定の機能は、注文データ取り込み、出荷指示、在庫確認、配送状況確認、受注サイト決済などの受発注業務、入荷検品/確定、棚卸し、ピッキング/出荷検品、倉庫内作業進捗管理などの倉庫業務、車両管理、送り状作成、貨物追跡、請求支払管理などの輸配送業務。
今後、グループ内プライベートクラウドのプラットホームをSGシステムと協働で構築してきたフューチャーアーキテクトと構築開始するとともに、アプリケーションシステム部分については、協力企業を募り、ラインナップ強化を継続的に推進していく。


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