〔2023/7/11〕CAC、音声感情解析AI「Empath」を活用したクラウド型対話データ解析サービス「Beluga Box SaaS」を販売開始
シーエーシー(本社:東京都中央区、西森良太社長、以下、CAC)は、音声感情解析AI「Empath」を搭載し、音声対話の感情、話し方、満足度などをクラウドで解析する「Beluga Box SaaS」の提供を開始した。
音声感情解析技術には、同社のEmpathをはじめとして、市場に複数の解析エンジンがあるが、製品を購入して実装するソフトウェア型のものが多く、企業にとっては初期の導入コストが高くなる傾向がある。また、従量制のサービスもあるが、コールセンターや会議の音声を解析する場合など、対象音声のデータ量が大きく割高になるため、導入が難しいといったお客様の声が多く聞かれる。
そこで、本サービスでは、1分あたり0.2円という低価格でサービス提供をする。本サービスでは、ニューラルネットワークを利用したモデルの代わりに、過去10年にわたり集めてきた実環境上の音声データをもとに機械学習を繰り返して構築に成功した軽量なモデルを利用している。そのため、安価に精度のよいモデルをクラウドサービスとして提供することが可能となった。
本サービスは、コンタクトセンター用に顧客、オペレータ間の通話音声から感情解析、話し方解析、顧客満足度を解析することができる解析エンジン「Beluga Box」の機能をSaaS型にて提供する。会話分析AIにより顧客満足度測定や、オペレータ・ケア、応対品質向上を実現する。
また、本サービスでは、開発者が利用しやすいようにRest API型のインタフェースを用意。アカウント発行後すぐに利用開始できる(アカウント発行は申込みから3営業日以内に発行)。
本サービスでは、新たに開発した2つの機能、①品質評価の自動スコアリング機能と、②オペレータのメンタル支援機能をオプション機能として提供する。これらの新機能は、本サービス利用対象の1つであるコールセンターユーザーの品質や業務の改善に特に適している。