〔2024/1/10〕ビーウィズ、「Omnia LINK」とソフトバンクの「SmartVPN」のセット販売を開始

 ビーウィズは、コンタクトセンターソリューション「Omnia LINK」を、ソフトバンクが提供する閉域網サービス「SmartVPN」とセットで販売を開始することを発表した。この取り組みはコンタクトセンターの構築における調達プロセスを一元化し、クライアント企業の調達工数を大幅に削減するもの。これにより、クライアント企業のビジネス効率を向上させるとともに、両社の販路拡大と市場シェアの拡大を目指す。
 ビーウィズは、2021年にソフトバンクの法人パートナープログラム「ONE SHIP」のソリューションパートナーに認定され、以来SmartVPNとOmnia LINKの商材のシナジーを活かし、相互送客を図ってきた。双方の顧客紹介の仕組みによって受注した企業は10社を超えている。
 近年のコンタクトセンター業界は、労働力人口の不足への対応策として、在宅コンタクトセンターへのシフト、コンタクトチャネルのデジタルシフト、または生成AIへの期待など、新たな取り組みが求められている。このような状況を受け、システム提供だけでなく企業による手配が必須となる閉域網サービスSmartVPNを含めてワンストップでクライアント企業へ提供することが、Omnia LINKの価値を高めるものと確信し、サービスメニューに追加することとした。
 コンタクトセンターを構築・運営するには、回線や、各システムをそれぞれ専門の事業者から調達し統合するのが通常だ。同社は、セット販売での連携強化により、コンタクトセンターソリューションのインフラである閉域網から、クラウドPBX、STT、さらにはFAQリコメンデーションなどのオペレーター支援ツールまでを一元化して提供する。さらに、両社の販路を活用し、各ソリューションの拡販を促進することで、国内のコンタクトセンターシステム市場での強い地位の獲得を目指す。
 今後、ソフトバンクが提供する「Azure OpenAI Service」を利用し、生成AIを活用した業務量予測、オペレーター支援、顧客の声の分析などの実証実験を行う。この実証実験から得られた知見をもとに、新たなコンタクトセンター向けソリューションを確立し、さらには、日本国内だけでなく海外展開も視野に入れている。


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