〔2011/4/21〕日本IBM、高機能ながら従来の半額以下を実現した自然言語分析ソフトの提供開始

 日本IBMは、先進的な自然言語分析技術を搭載したテキストマイニング・ソフトウェアと企業内情報検索ソフトウェアを組み合わせた新製品「IBM Content Analytics with Enterprise Search」を発表し、4月26日から出荷する。この新製品は、同じ機能をもつ従来のテキストマイニング製品と比べて約6割、小規模環境向けでは約8割も安価。
ソーシャルメディアの普及により、消費者は製品やサービスに対する感想をさまざまな媒体で発信している。このような消費者の声を適切に把握し、新商品の開発や既存商品の品質向上に役立てるといった活用方法が注目されている。そのためソーシャルメディア、口コミサイトなどのインターネット上の書き込みや、コールセンターに集まる顧客の声といった非構造化情報を迅速に収集、分類、分析するために、高度な自然言語分析技術をもつテキストマイニング・ソフトウェアへの需要が高まっている。また、社外から収集した情報と、企業内にあるさまざまな情報を組み合わせて分析することで、より高度な経営戦略を立案したいという要望も増えている。
このような需要に対応するため、今回の新製品では非構造化情報から必要な情報を収集、分類し、分析までを一貫して行うソフトウェアの最新版「IBM Content Analytics V2.2」と、企業内システムを横断的に検索して必要な情報を短時間で効率的に抽出できるソフトウェアの最新版「IBM OmniFind Enterprise Edition V9.1」を組み合わせている。この2製品を組み合わせることで、社内情報の検索から社内外の情報収集、分析までを網羅する、より広範囲なソリューション構築が可能になる。
価格は、100PVU(Processor Value Unit)の場合、IBM Content Analytics with Enterprise Search が2002万円、その Starter Pack が1001万円。
これにともない、同社では7月19日に、IBM Content Analytics V2.2 と IBM OmniFind Enterprise Edition V9.1の単品での販売を終了する。


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