〔2024/8/5〕Hmcomm、「VoiceContact」がTMJ Generative Solutionに採用

 Hmcomm(本社:東京港区、三本幸司社長)とTMJ(本社:東京都新宿区、丸山英毅社長)は、2024年7月23日より提供を開始する「TMJ Generative Solution」へ「VoiceContact」を提供したことを発表した。本提携により、両社はAI技術を駆使し、より効率的で高品質な顧客対応を実現する。
 Hmcommは、「音から価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する」という理念のもと、産総研発の音声処理技術を基盤としたソリューションを提供してきた。現在、生成AIの登場により、コンタクトセンターのデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速している。特に、コンタクトセンター業務は労働集約型ビジネスとされており、生成AI技術の導入による業務効率化や顧客対応の向上が強く期待されている。
 2023年からTMJとは「次世代コンタクトセンタープロジェクト」を共同で推進し、クライアント企業の実業務における生成AI活用を行い、“人とデジタルのハイブリットセンター化”にいち早く取り組んでいる。従来のAIツールの活用は個別業務の効率化を目指してきたが、限定的な利用に留まることが多く、全体的な業務改善には至っていなかった。さらに、ツールの追加によって応対履歴や顧客の声(VOC)が断片化し、顧客体験の一貫性を欠く状況も見受けられた。このような背景から、真の業務効率化と顧客満足度の向上を達成するためには、TMJの提供する統合的かつ総合的なソリューションと連携することで理想を実現するために加速していく。
 VoiceContactは、AIがオペレータの入力作業を代行し、キーボードレスな業務環境を実現する。これにより、オペレータは顧客対応に専念でき、通話時間や後作業を短縮する。
 リアルタイムの自動テキスト化やFAQ検索でオペレータ不足を解消し、管理者のモニタリング業務も軽減する。コールマップ機能や通話内容のチャット表示、生成AIによる要約機能により、迅速な対応が可能。さらに、通話内容を自動分析し、ダッシュボードで通話傾向を可視化することで、業務効率化と顧客満足度の向上に貢献する。


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