〔2024/12/24〕TMJ、女性従業員に向けたキャリアサポートの推進を強化
TMJ(本社:東京都新宿区、丸山英毅社長)は、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(以下、DEI)の実現に向け2023年より開始した女性従業員に向けたキャリアサポートの取り組みにより、サポート対象者の意識・行動にポジティブな変化を得ることができた。この結果を受け、自社女性従業員向けのキャリアサポートを強化し、さらなるキャリア形成の支援を行う。
女性活躍推進への取り組みが社会的に進むなか、TMJでは2023年7月に「TMJサステナビリティ宣言」を公開。その重要な要素に「人的資本」を位置づけ、DEI推進にむけて社内の意識醸成や対策の検討を進めてきた。その中のテーマの1つである「ジェンダーフリー実現」に向けて、2023年より「女性向けキャリアサポートの取り組み」を始動。“2025年の管理職登用エントリーを男女比50:50”の達成を目標に、女性向けキャリアサポート研修を中核に各種施策を行っている。
初年度の対象者は各種研修・サポートの事後アンケートから、意識・行動面でのポジティブな変化が生まれていることが判明している。
研修受講後のアンケートでは、対象者の88%が「キャリアに前向きになった」と回答。「キャリアアップを目指したい」との回答も7%増加した。また、その上司も44%が「対象者の意識・行動の変化」を実感し、結果として41%の上司が「今期、新しい職域・タスクを任せた」と回答するなど、挑戦風土や組織活性につながる効果を生むことができた。
女性が昇進を望まない一因と言われる「インポスター症候群」の解消につながる成果も多く見られ、「自分なりのキャリア形成」への肯定感に結びつけられている手応えを昨年の活動から得ることができた。
昨年度の成果を受け、TMJでは女性向けキャリアサポートの体制・施策の充実を図る。前年に引き続き、OACD(本社:東京都中央区)の代表の榎並重人氏による半年間の「女性向けキャリアサポートプログラム」を、2024年9月より実施。「自分らしさ=自律と自己決定」をキーワードに、自身のキャリアデザインを描き、自分らしいリーダー像を明確にしていくプログラムを展開する。加えて、プログラム対象者以外の若年層への意識づけに向け、部長職以上の女性マネージャーとの「1on1コーチング」を本年度より新たに設け、キャリア形成のすそ野を広げる。
また、キャリア形成を促す上司向けへは「女性部下育成&マネジメントサポートブック」を2024年5月より配布した。「女性だから」と無意識に遠慮をするなど「アンコンシャスバイアイス」の解消や、女性特有の心理理解を踏まえたキャリア形成のサポートを促す。その他に、前述の榎並氏と個別事案についてメールで相談できる「上司窓口」も開設。人事育成のプロフェッショナルによる相談窓口を提供することで、管理職の育成やマネジメントに関する悩み解決をサポートしていく。
同社はTMJグループの持続成長に向けて、社会や取引先から「選ばれ続ける存在」になるよう「多様な人が自分らしく働ける会社」を目指し、さまざまな取り組みを行っている。今後も目指す姿の実現に向け、TMJはDEIを推進し、誰もが公平でそれぞれのスタイルが尊重される環境づくりを進めていく。