〔2011/6/22〕DIO ジャパン、宮城県登米市に被災地復興支援事業としてコールセンター「東北創造ステーション」を開設

                    
DIO ジャパン(東京都中央区、小島のり子社長)は、宮城県と登米市から立地要請を受けて、7月に登米市に「東北創造ステーション」を設立、同市とその周辺地域の被災地離職者を対象に百数十人規模の雇用支援事業を開始する。
当面はOJTを通してホテルなどの予約業務を行うとともに、被災地域の創造的復興を目指して被災者から復興への提言・意見を政府に届けるパイプ役として情報提供機能も担いたいという。コールセンターは製造業などに比べ、比較的短期間に操業が可能で、離職者雇用という点からいち早く被災地支援に貢献できるため、同社では東日本大震災直後から経営戦略の一環として被災地復興支援事業を検討していた。このほど宮城県登米市の積極的な誘致もあり、同市への進出を決定した。
今後1年間は、OJTによりオペレーター教育に力を入れながら、ホテルなどの電話予約業務などを行う。また、被災者のニーズに基づく被災者のための創造的復興に向けて、被災者の声を電話で聞き、集約する業務もボランティアとして実施したいと計画している。復興構想会議は国民の意見をインターネットで受け付けているが、避難所生活をしている被災者などから広く意見を聞くためにはコールセンターの機能性を生かすべきと考えている。同社はこれまで宿泊施設の予約受注業務を中心に、顧客のニーズに応えるオペレーターの高いコミュニケーション能力を強みに事業を拡大してきた。今後、東北創造ステーションでは能動的なコールセンター業務を核に、被災地の復興を被災地の人々と共に「共創復興」するため、特産品の販促支援など、地域振興、産業振興にかかわる新規事業も推進していくという。

写真は、右から布施孝尚登米市長、小島のり子DIOジャパン社長、三浦秀一県副知事


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